碧い雨の夜に…
第4章 【感情的に……】
夜明け間近で目が覚めて、バックハグされながらスヤスヤ眠る寝顔を横目にすぐ気付く違和感。
ねぇ、挿入ったままなんだけど?
萎えてもないじゃん。
寝てても勃起してるんだね?凄い。
少し起きようとしただけでピクッと反応したナオはギュッと抱きついてきて再び腰を振る。
即座に目の奥がチカチカしてイキそう。
「あっあっ……ダメ……イっちゃうから…っ」
抱き締める腕が私の身体を押さえつける。
起きてるよね?条件反射じゃないよね?
ピストン疲れでそのまま眠っちゃったってこと!?
「イクイク…っ」
「ん、寝ちゃってた?ごめんね」ってやっぱり肩を掴んで鬼ピストンしてくる。
空が明るくなっても宣言通り壊されちゃった。
「ダンスに支障出たらごめんなさい」って意識戻った後に正座して言われたけど全然良い。
寧ろそうして欲しかったくらい。
大丈夫、すぐ復活するし、その辺はプロだから。
心底愛してもらった証拠として身体中についた紅い印。
「僕もつけて」って言うから下着脱がせたら「えっ!?」と驚いた顔。
隠れるギリギリのラインでチュッとつけた。
ここなら誰にも見られないでしょ。
「ねぇ、コレ見るたびに勃っちゃうよ、どうしよう」って本当に勃ってる。
思わず笑ってしまったけど、生理現象なら仕方ないよね。
「抜いてあげる」と布団の中に。
私たちって年に何回か、セックスだけで終わる1日が必要みたい。
それくらい溺れてる証拠なんだよ。
ナオとのセックスまみれな1日。
疲れて休憩して、またセックスして。
ご飯食べて食欲は満たせてもすぐにまた性欲が勝る。
そんなどうしようもない盛った日があっても良いよね。
だって収まらないんだもん。
すぐ繋がってたくなる。
たくさん虐めたくなる。
可愛い声と顔を拝んで腰振りたくなるんだよ。
それってダンサーだから?サガなの?
違う、それはナオだから。
ナオを見たらすぐにムラムラするってもう一種の病気かも。
なんて言ったら「それってもう治らない不治の病だね」って真顔で言うナオが素敵だなって思う。
1日かけてチャージ完了しました。
明日からまた、踊り狂う毎日です。