テキストサイズ

碧い雨の夜に…

第5章 【不変的に……】








「おかえり、理世ちゃん」




家に帰るとこの笑顔が待ってる。
小走りしながら出迎えてくれる。
玄関でギュッと抱き締められてキスされそうになるから交わすの。
「手洗いうがいまだだから」って言ったら可愛く拗ねる。
後ろから押されて足早に洗面所へ。




「早く早く」と急かして終わるのジっと待ってる。
良い匂いがしてて「もしかしてチゲ?」って聞いても「早くうがいして」って怒られる。




終わったら拭いたタオルごと取られその場でキスの嵐だよ。
長いの、待てが終わった後のナオのキスは。




「待って待って、リビング行こう?」




「待てない、1秒も、焦らすのやめてよ、意地悪」




あぁ、怒ったナオも可愛い。
顎クイじゃなく頬ごとムニュっと掴まれてキス。
舌の動きでわかる。
めっちゃ怒ってるじゃん。
遅くなってごめんね。




「理世ちゃん、抱っこしながら行っても良い?」




「え、抱っこ?」




照れ笑いする私を否応なしに抱えてきた。
足でホールドして密着。
見下ろすナオは完璧過ぎるほど整った顔。
ニッコリ笑って「機嫌直った?」と聞いて直ったみたいだからキス。
そのまま移動してソファーに座る。




「あれ、チゲは?」




「まだダメ、こっちが先」




「え〜お腹すいた」




「僕とチゲ、どっちが良いの?」




「…………ナオかな」




「何ですぐ答えないのさ」




「アハハ、ごめん、ナオが食べたいです」




「違うよ、理世ちゃんが今から僕に食べられるの」




「え?」




ドサッと押し倒されてものの数秒で濡らされた。
狭いソファーの上でがっつりホールドされながらのバックはかなり興奮した。
服も全部脱ぐわけじゃない。
ショーツも足に引っ掛かったままハグされてのバックピストンに頭が真っ白に弾けてく。




煌々と明かりもついてる。
声を必死に抑えてもイク瞬間だけは出ちゃう。
アヘ顔になってキスをせがむ。
顔が見たいの。
それなのに容赦なく突き上げてくるから痙攣してぶっ倒れる。




「あ、消えかかってる、またつけとくね」って背中に紅い印。
仰向けになったと思えば足を十字にして深くピストンするから仰け反って連続ナカイキしてしまう。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ