碧い雨の夜に…
第5章 【不変的に……】
「あぁっ…またイクっ……イクっ」
痙攣してるナカは凄いのかな。
ナオも苦しそう。
イクのずっと我慢してるよね。
ごめんね、今だけは耐えて。
連続ナカイキで前に倒れたら抜けて、勢いよく潮を吹いてしまう。
ヤバい、汚しちゃった。
タオルも何も敷いてない。
そんなこと今はどうでも良くて、また手を伸ばしてナカに沈める。
「あぁっ……ナオ、まだまだイキたいの…っ」
「うん、いっぱいイって?理世ちゃん可愛い、僕のでいっぱいイかせてあげるね」
「好き……ナオ好き」
自然と声に零れちゃうのはやっぱりナオだけだ。
ナオの存在が私を生かしてる。
ナオの居ない世界では、もうきっと息もできないだろうね。
情けないほど、とっくに依存してる。
嫌われたりしないかな。
愛想尽きて離れていかないかな。
今が燃え上がってるだけで、ずっと続くものでもないのかな。
終わりのある始まりに過ぎないのかな。
ナオの気持ちはちゃんと私と重なってる?
私の方が大きいんじゃない?
「理世ちゃん…?何考えてるの?」
そう覗き込んできた綺麗な瞳と重なって。
ナオもいつか、私から離れていく…?
なんて、今そんなこと聞いたら萎えるよね。
ギュッと抱き締め、支えてきて。
「時々そんな顔してる……僕のこと嫌いになった?嫌だ、ちゃんと直すから言って?気持ちから離れていかないで?僕のこと……捨てないで?」
まるで、心を読み取られたかのよう。
顎クイしてキスを落としたら「同じこと考えてた」って打ち明ける。
ナオに捨てられたら私は二度と立ち上がれなくなるって。
「理世ちゃん、それはこの先絶対にないよ、誓うから、もし破れば僕のこと殺して良いよ」
涙も奥に引っ込むほどのワードに少し笑った。
「殺さない、そんなことしたら一生自分を呪う、いつか離れていくかなって思わずにはいられないほど依存しちゃってる……だから消えないで?ずっと一緒に居て?」
「居るよ、約束する、理世ちゃんから言ってくれてめちゃくちゃ嬉しい」
あ……今ナカでまた大きくなった。
絡ませる舌も本当に終わりたくない。
自分がこんなに独占欲強いとは思わなかった。
どちらかと言えば去るもの追わずだったはずなのに。