碧い雨の夜に…
第5章 【不変的に……】
「早く帰って来て………ひとりだと死んじゃう」
「うん、今から帰るって連絡したけど?」
そう言われてスマホ確認したら着信もメッセージも入ってた。
音楽かけて踊ってた時だろうか?
そんなの知らない。
ポイッとスマホを投げた。
首に手を回して無言のままキス。
「怒っちゃった?ごめんね」
顔を見て機嫌取ろうとするナオの口を何度も塞いだ。
甘い舌に酔いしれて、もう手はベルトを外してる。
手コキして勃たせたら自分もショートパンツとショーツをズラして挿れようとした。
「理世ちゃん!ゴム!」
「要らないよ、シよ?」
「待って、持ってくるから」
「ねぇ、萎える、挿れたい、早く」
「理世ちゃん、待って待って」
先っぽが挿入るかどうかって時に抱きかかえられてベッドにダッシュされた。
ケタケタ笑う私をそっと下ろしてゴム着けてくれた。
ちゃんと理性働いて偉いね。
「何かあった?いつもより大胆」とゆっくりピストンしてくれる。
「待ってる間、超寂しかったの……ナオも私待ってる時こんな感じだった?」
「勿論!僕も死にそうだった」
その言葉に安心して服ごと引っ張り唇を重ねる。
欲しい時に欲しい言葉や態度に示してくれるって本当大事。
「ごめん、お腹空いてるよね…」
「ううん、先に理世ちゃん食べるからご飯は後で良い」
ピストン再開してお互い服着たまま激しく求め合った。
バックで「もうダメ…」となるまで頭真っ白にされた。
「大好き……愛してる」って何度叫んだだろう。
何回イったかと同じくらい覚えてない。
「そうだ、今日着替える時たまたまキスマ見られて騒がれた」
「えっ?ごめんね」
「ううん、大丈夫、でも皆、ナオのこと知ってるからそれはちょっと恥ずかしいかな?それでもまたつけて欲しいけど」
「ダメな時は言ってね?」
「ん?ないよ、ナオにはダメな時なんてない」
「理世ちゃん……そうやっていつも僕を沼らせる」
「そうだよ、ナオに限ってはね」
「溺れちゃうよ、良いの?」
「一緒に溺れよ?ナオなら大歓迎」
「一緒に?うん、本当、そういうとこ大好き」
「知ってる〜」