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あさいらむーんのひとりごと

第59章 2025年10月

「チェンソー」その2



いったんリコイルロープのカバーを元にはめ込んで、ビスを締める


そしてリコイルロープを引いてみる


ぶんっ!と引っ張れるようになりました!


やっぱりピストンが固まってたみたい


ピストンが動くようになったから、フライホイールも回れるようになって、ホイールも回れるからロープも引っ張れる


問題は固着したものを強制的にはがしたものの、焼けちゃってるかどうか


エンジンの中身まで開けられる技術はボクには無いので、メンテナンスレベルのやり方で見ていきます


とりあえず現状、リコイルロープは引けるようになったけどエンジンはかかりません
何度引いても初爆がでない

初爆というのは最初に「おっ?エンジンかかりそう?」という合図のブルンっ!て音です


何度か引いても無理でした

まぁ引きすぎて点火プラグが燃料で濡れただろう


どうせプラグを外すのなら、新しいプラグに交換しよう


点火プラグは黒くなってはいたものの、カーボンのカスは付いていなかった

けど、念の為プラグは新しいものをハメてみる

新品は黒じゃなくシルバーです


そしてもともと入ってた燃料は捨てる


どんなものが入っていたのかわからないし、たいていの人は劣化した燃料を入れているから


職場に常備している混合ガソリンを入れ直す

こちらはちゃんと青い色がついたガソリン

古いと青じゃなくなるので、劣化の目安になる

とりあえず入ってたやつは青じゃなく透明に近かった
たぶん劣化してる(つまり一ヶ月以上前のもの)


キャブレターに新しい燃料を届けるためにプライマリーポンプを数回ピコピコ押す

通常のエンジン始動なら5回くらいのプッシュでいいんだけど、今回は古い燃料を押し出したいので20回くらいポンピングする


でも、


エンジンはかからない!


まったく初爆がない

プラグ外してシリンダー内を揮発させてから試しても、やはり初爆が出ない


点火プラグは新品だからスパークの火花は出ているハズなんだけどな


別のプラグに替えたり、元の古いのに戻してみたり、エアーエレメントを外して空気が行きやすくしてみたりと、いろいろ試したけど無理でした


うーん、諦めきれない

明日は最終手段を試してみるかぁ?
直接燃料を落とす

でもそれはやりたくなかったなぁ
そこで時間切れ

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