テキストサイズ

カッコ悪い俺ら

第6章 体温



その日――――…



俺達はソファに並んで座りながら…テレビを見て



笑って




アイスを食べた




もちろん……颯太の髪は俺が乾かした






「利弘って――――…髪触るのも好きだよね?触られるのもだけど」





ドライヤーの熱を上手く逃がしながら乾かしているとき颯太に言われた




「あ~~…好きかも」






でも、誰でもいい訳でも無いことに気がつく






颯太だから――――…




触られるのも、触るのも――――…好きなんだと思う




ストーリーメニュー

TOPTOPへ