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カッコ悪い俺ら

第7章 居場所




利弘の胸に頬を寄せて目を閉じる




スースーと寝息が聞こえる



ドキンドキンと心臓の鼓動が聞こえる












「…好きになられたら…困るよな」







利弘を、困らせたくはないが……




気持ちは…勝手に膨らんで


勝手に走って行くんだ






止められない



ダメだと解っていても“恋”は言うことを聞いてはくれない




自分の一番素直で正直な感情なんだと



初めて知る









そして…俺は気かついてしまう


これが






”初恋“





なんだと




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