カッコ悪い俺ら
第2章 気がつけば…
「なぁ、そっちの…パン…半分ちょ~だい?」
「――――別にいいけど…イチゴミルクと…豆パンって…合わなくないか?」
俺は、微妙な顔をする颯太の隣で――――…昼飯を食べている…
あれから…
何度か学校で話した俺たちは――――…
自然と…仲良くなり、周りも認める――――…
友達となっていった――――――――…
颯太は、俺の家の近くでバイトをしていて…
よくあの公園の自販機を利用しているのだとか…
で、今では下校を一緒にする仲な訳だが――――…
颯太といると――――…
居心地がいいのか――――…
つい、だらけた自分を見せてしまう――――…