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カッコ悪い俺ら

第2章 気がつけば…



「―――つ~か…颯太って…パン好きなの?昼パンばっかじゃん?」




颯太の昼飯は…ほぼパンだと最近気がつく……



俺は、母親のがさつな弁当がほとんどだが――――…


今日は、颯太の真似してパンにした――――…



購買のパンは、たまに食べると旨く感じるが――――…毎日だと…ど~よ――――…





「あ~…俺――――今、姉ちゃんの所に居候中でさ――――…昼飯は弁当とか作れないし…パンって訳――――…」




はぁ?姉ちゃん――――…姉ちゃんいたんだ!




「―――何?その、ラノベ…エロ展開――――…」



「バカか?!リアル姉弟のドライな感じ――――…なめんなよ…

それに、ここ最近、姉ちゃん――――彼氏の所に入り浸りで…帰って来ねーし!?一人暮らしみたいなもんだよ」



「――――うゎ!一人暮らしかよ!!!憧れるんですけど!」




俺の、憧れ一人暮らしを、満喫とは!何と羨ましい!!!



だが…颯太は、「はぁ…」と、深いため息をつく――――…






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