
カッコ悪い俺ら
第2章 気がつけば…
土曜日――――…
俺が目覚めたのは…10時過ぎ――――…
時計を見ながら…ダラダラ過ごすのが俺の休日だが――――…
「颯太――――…今ごろ頑張ってんのかな?」
とか、考える――――…
俺は、実家通いの――――…緩い生活を今までしてきたが…
颯太は、時間に追われて生活してるって感じだ――――…
同い年なのに…偉いなぁ~…
つ~っか、颯太の姉貴は何を考えてるのやら――――…
普通は、弟のために家事したり弁当作ったり――――…って、のが美談でよく聞くが――――…
“リアルな姉弟のドライな感じなめんなよ!”
結局…そこ?
そこに落ち着くのか?世の中美談で溢れている訳が無いって事だ――――…
