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カッコ悪い俺ら

第3章 コイツの存在…



俺は、利弘に流される様に――――…


近くのコンビニに来ていた…




昼に、あんなに食っておきながら利弘は……どんどんカゴに食料や飲物を入れていく――――…



「後は~、歯ブラシとタオル!パンツも買っとくか!」



鼻歌混じりにカゴをいっぱいにしていく利弘に…


俺は、コイツに金を管理させないようにしようと…誓った――――…




すると……


レジに向かう利弘が俺の手にしていたカゴを奪い取り…何食わぬ顔で支払いを始めた!




「………え?おい――――――――――――…」




「昼めしと、宿代!これぐらい、俺に払わせろよ」







――――…出た…



たまに現れる……男気――――…




やっぱり……利弘は、掴めない――――…









「…………なら、もっと買えば良かった」




利弘は、笑いながらコンビニの店員からレシートを受け取っていた――――…









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