
カッコ悪い俺ら
第3章 コイツの存在…
遅い夕飯を食べて…
炭酸を飲みながら――――…深夜のテレビを見る…
ダラダラと話をして…
別々にシャワーを浴びて――――…
互いの髪をドライヤーで乾かす…
「///誰かに髪を触られるのって――――気持ちいいよなぁ~!」
利弘は、ニコニコしながら後ろを振り返り笑う――――…
利弘の髪は――――…柔らかくて…こっちまで気持ちよくなる…
男同士が――――…パンツ一丁で…肩にタオルをかけただけの無防備な姿をさらしている訳だが――――…
キャーとも…ドキドキも…しない――――…
半裸だけど……相手が男じゃな――――――――――――…
「///やん!颯太君ってば、どこ見てるの?!エッチ!!」
「―――――はい、はい……襲っちゃうぞ~~~~…」
「テンション低!!!」
ったく、ど~~しろって言うんだよ…
こんな……男の体――――…
俺は、マジマジと利弘の体を見た――――…
――――あれ…
…綺麗――――――――――――…だ…
利弘の体は――――…俺が知ってるどの女の肌より…
綺麗に感じた――――――――――――…
