カッコ悪い俺ら
第5章 エアコンと合鍵
リビングに移動して――――――――…
俺は、ソファに座り――――…キッチンに立つ颯太を見る
久しぶりの光景だった――――…
でも、何故か安心した――――――――――――――――――――…
実家より…居心地が良い――――――――…
「…………利弘…何か買ってきたのか?」
「あ~…お菓子とジュース……
ジュースは、ぬるくなったかも――――…」
手元にあった袋を開けて…買い物した品をテーブルに出す…
流石にぬるい炭酸水は、飲む気が萎える――――…
「なぁ……颯太、俺…パスタ食べたい――――…ある?」
「…………はぁ?パスタ?パスタの乾麺ならあるけど具材とかねーよ?」
「―――――この間の…豚ひき肉…冷凍したって言ってたよな――――…」
「………あぁ…それが?」
俺は、ソファから立ち上がると――――…颯太のいるキッチンに入った…
「ミートソース……作ってみようぜ」
俺は、颯太の隣に立ち――――……
一緒に…料理をしようと誘った――――…