Biastophilia💋
第2章 【補足とあとがき】
佐々木 千秋は、元々レイプ被害によって目覚めたマゾのバイストフィリアで終盤にかけて女サディストへと変化します。
そして彼女に人生を狂わされた二人の性犯罪者達は、社会的に危険だとされる、重度のバイストフィリアです。
本来なら、この二人の性犯罪者のどちらかを主役にして生粋のサイコパスサディストとして物語を進めるべきでしたが、無抵抗な女性が一方的に男性に喰われるだけの構成は個人的に陳腐だと思い、執筆する気力が湧きませんでしたので敢えてサイコパスマゾヒストの女を主役とさせていただきました。
マゾのバイストフィリアは危険性が無いとされておりますが、彼女の場合、バイストフィリアという特殊性壁の他に、タナトフィリアという、自分や相手が死ぬ様子に興奮してしまう異常性癖を持っている事が終盤で分かります。
また本来マゾヒストなので、作中で窒息性愛へと目覚めています。聖司に首を絞められて興奮していたのもその為です。
複数の異常性壁を持つ精神病の方だったので通常のマゾバイストフィリアにはない狂気があり、
最初から最後まで精神疾患をただの「悩み」としか捉えていないという部分も同時に本作品のポイントでした。
バイストフィリアにスポットライトを当てつつ究極的なSMで、サディストがサディストを性的に喰うような話が書きたかっただけですが、結果的にSMと暴力を履き違えている偽物SM(ホラー)になってしまった事、他の異常性壁が際立ってしまった事が個人的に非常に残念でした。
ちなみに首絞めプレイですが、本作品のように両側の頸動脈を圧迫すると、本当に心肺停止となる可能性が高いです。
片方の頸動脈のみを絞め、指の腹で優しく力を入れながら絞める時間は10秒以内が安全とされています。
プレイする際は、長めの休憩を間に挟みながら、安全なプレイをお楽しみ下さい。
以上、ここまで読んで下さった方がいるのか不明ですが、私の拙すぎる作品を読んで頂き、ありがとうございました🙇♂️