気持ちのいい恋
第7章 認めたく無い心
「和風パスタって・・・あんまり食べないけど旨かった!リクって何でも作れんのな?この前、グラタン食べたけどめちゃくちゃ旨かったぞ?――――・・・って、クリーム系・・・もしかして、グラタンとかも苦手なの?」
俺はピクッと眉を動かした――――・・・確かに、俺はグラタンも苦手だ・・・
「あ~・・・自分ではあんまりチョイスしないかもな」
春斗はリクのグラタンを自分のご褒美に食べると決めたのだとか・・・
アイツの事だ、こだわって作って値段が高くなったのだろ――――・・・
「客に気を使わせるとか――――・・・大丈夫かよ」
「ハハハ!だよな、グラタン一皿二千円越えって――――・・・あり得ないよな?うける!」