気持ちのいい恋
第7章 認めたく無い心
「――――・・・ん~カイ?」
「あ、悪りぃ・・・起こしたか?」
春斗が目を覚ましタバコを見つめる俺にすり寄る――――・・・
無意識だろうけど・・・一つ一つの癖が可愛い・・・
「リクの店でも寝て――――・・・ここでも寝て・・・これ以上寝たら脳ミソ溶ける」
「フッ・・・溶けね~よ」
俺は、開いてある箱からタバコを一本とり出し・・・灰皿を探す
「――――・・・春斗、灰皿は?」
「ベランダ――――・・・部屋に臭いが着くの嫌なんだ、吸うならベランダ行けよ」
「セックス終わりにベッドで吸うのが旨いのに」
春斗は枕に顔を沈め俺をチラッと見る
「ラブホでなら、お好きに――――・・・俺の部屋ではベランダ!」
片眼だけを枕から覗かせ睨むその仕草は柄にもなく・・・キュンとなる