気持ちのいい恋
第7章 認めたく無い心
「ショップ店員も大変だな」
タバコの臭いを嫌がる春斗は「ま~ね・・・」と、ベランダに向かう俺を見送る
まだ、寝ぼけているのか・・・春斗はベッドの中でボーッとしていた
「泊まって――――・・・いいんだよな」
「――――・・・」
ベランダからベッドにいる春斗に話しかけたが――――・・・聞こえなかったのか・・・返事はなかった
少し気だるげな春斗の横顔――――・・・
愛しくて――――・・・切ない
ごめん・・・リク
俺は――――・・・春斗が好きだ
誰にも渡したくない・・・