気持ちのいい恋
第8章 ヤジロベエの我が儘
「あ、これ美味しい!」
「良かった、これでもいつもよりお酒は強めなんですよ?」
仕事帰りにリクの店に来る回数も増え、徐々にではあるが俺は濃い目のカクテルも飲めるようになってきた
美味しいつまみに甘くて美味しいお酒!疲れた体に最高のご馳走だ!
「リク、あんまり飲ませんなよ!結局、立てなくなって二人で担ぐはめになるんだから」
隣で俺のカクテルを取り上げてひと口飲むカイも、最近はよくリクの店で会う
「うわっ、甘っま!ほぼジュースじゃねーか」
「勝手に飲むな!俺のための特別カクテルなんだぞ!」
お酒の量が通常より極端に少ないカクテルをリクが特別に作ってくれるのだ!マジで助かる!