気持ちのいい恋
第9章 失う怖さ
「うわ・・・・同じ顔――――・・・双子?!あっ、そっちが、ダサくない方!?」
俺とカイは嫌な予感が背中からゾワゾワと襲ってくる感覚に店長の話を急かした!
「――――・・・2年前・・・春斗は付き合ってた恋人の嫉妬と束縛に悩んでた・・・
タウン誌に春斗が載ってから、春斗目当てで店に来る客も増えて――――・・・春斗の交流関係も広がって行ったんだ・・・
それを、同時の彼がよく思っていなかったらしくて、どうしたら束縛を辞めてくれるか・・・時おり俺に相談してきてたんだ」
店長は俺とカイを見ながら同時の事を説明してくれた――――・・・
初めは、軽い嫉妬だけだった彼も――――・・・どんどん春斗さんを束縛し始めた
電話やメールは1日に10回・・・多くて20回
ショップに春斗さんを送り迎えし、1日の接客した人数を聞いたりもした
取材は一切断らせて――――・・・飲みに行くのも出歩くのも禁じた
少し――――・・・その事で二人は揉めたが・・・
春斗さんへの束縛の異常さを指摘され、一時は束縛が緩くなったらしい
だが、ネットやクチコミなどで春斗さんの接客が女性客を魅了すると、再度話題になり――――・・・
再び、春斗さんへの彼の執着は激しくなっていった――――・・・