気持ちのいい恋
第10章 気持ちのいい恋
――――――――・・・ここは・・・天国でも地獄でもないと
視界がぼやける中でも・・・分かった
「春斗!!春斗――――?!」
「春斗さん!春斗さん――――?!」
同じ声・・・
同じシルエット・・・
同じ――――・・・好意・・・
「////あっ・・・――――・・・あっ・・・」
「しゃべるな!今――――・・・先生呼ぶから!!」
――――先生・・・?
あっ・・・ぁ~2年前にも似たような事あったなぁ・・・
病院だ――――・・・ここ
俺――――・・・また、殺されなかったんだ・・・
涼太――――・・・また、手加減したのかな?
それとも・・・ギリギリで助けられたのかな?
俺は顔を覗き混むリクの心配そうな顔が近づいてくるのをぼんやり見ていた
「///春斗さん――――・・・春斗さん・・・良かった――――・・・良かった・・・もう、やだ――――こんな苦しくの嫌です――――・・・
貴方を失うと思ったら――――怖くて・・・怖くて――――・・・俺は・・・貴方が居ないと困る」
そっと――――・・・リクの唇が俺の唇に触れた――――・・・
ドキッと――――・・・胸が熱くなる!
「///俺も――――・・・怖かった――――・・・春斗を独り占めにしたかった・・・でも、独占欲の行き着く先で春斗を失うかもしれないと・・・アイツと俺が重なった――――・・・怖かった!たから、俺は――――・・・もう独りの自分にすがることにする!」
カイは少し怖い顔をしていた――――・・・けど、唇が重なる時には・・・泣いていた
「俺たちが――――・・・春斗を守る!」
「俺たちが――――・・・春斗さんを愛する」