気持ちのいい恋
第13章 【最終章】気持ちのいい関係
「――――――――うゎ!苦しい!」
苦しくて目が覚めた!
手を前に伸ばしなにかを掴もうと必死にもがいていた!
「春斗!?」
「春斗さん!?」
その――――・・・伸ばした手を掴まれた!
「カイ!リク!!」
視界は、ぼやけていたが・・・俺はその掴まれた手がカイとリクのものだと分かった・・・
「春斗さん、大丈夫?ゆっくり息を吸ってください!」
リクの声が耳から入り込み――――・・・上がっていた心拍数を下げていく
「ナースコール押したから・・・すぐ、先生来るから大丈夫だ」
カイの力強い声が俺の不安をぬぐってくれた――――・・・
「はあ、はぁ・・・・また――――・・・夢?だったら・・・どうしよう――――・・・」