気持ちのいい恋
第13章 【最終章】気持ちのいい関係
「・・・緑?――――・・・グリーン?色か?」
「いや、違う――――・・・自然・・・の、緑」
「は?」
俺はカイと噛み合わない会話に頭をひねる
「カイ――――・・・それじゃぁ伝わらないよ?
自然豊かな場所は好きですか?って聞かないと!」
自然・・・豊かな場所?
俺は、カイとリクを交互に見る――――・・・
ヤバイ・・・夢――――・・・だから・・・現実にあり得る訳ないのに――――・・・
次の台詞を期待してしまう――――・・・
「都市から離れた場所に・・・いい中古物件を見つけた!
春斗――――・・・俺とリクと一緒に住まないか!?」