気持ちのいい恋
第4章 癒されたいなら・・・
「――――いらっしゃい」
“land”に入るといつものカウンター越しにリクが声をかけてくれる
時間帯だからか店には客がチラホラいた・・・
俺は、テーブル客を気にしつつもカウンターのいつもの場所に座りホッとひと息ついた
「お疲れ様、今日は忙しかったみたいですね」
水の入ったグラスとおしぼりを差し出され俺は、「あぁ・・・」と笑ってそれを受け取った
疲れが顔に書いてあったのだろうか・・・だとしたら、カリスマショップ店員失格じゃないか?
俺は眉間のシワを伸ばすように指でそこを何度も撫でた