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「佐屋って変ってンなー」
　一緒に暮らし始めて３日目、鳴海は朝の食卓を挟んで僕と向かいあって座っていた。
「なんでオレなんかと…その…一緒に暮らしたいって思ったんだ…」
　彼は戸惑いながらだんだん声が小さくなる。
「…わけを、聞きたいの？」
「お…おぅ、できれば…」
「君に興味があるから、あと面白いし…」
「はァ？バカにしてんのか？ゴルァ？」
　鳴海は瞬間湯沸かし器になる。
「…そうやって、すぐ怒るところとか、面白いから。じゃあ聞くけど、鳴海はどうして僕なんかと一緒にいるの？」
「…そりゃ…その…わかんねーけど、なんか、お前、みんなと違うから…」
「違うって？」
「オレのこと…ズケズケ言うけど、それって特別扱いしてねーってことだろ？あと…毎日ケンカばっかして殴ったり、殴られたりしてきたけれど…お前といると、なんか…違うから」
「………」