僕の体質❤️ヒーローの躾
第13章 カメラ小僧とモデルの躾
「恵兎はやっぱりウサギ耳なんだな!」
僕の手にするカチューシャにはピンクのウサギの耳がピコンと立っています。
「うん、名前に“兔”って有るくらいだしね、そう言うヒロ君は――――熊?」
ヒロ君のは、モコッとした丸い耳がついているカチューシャです。
「そ、俺は熊――――…まぁ、俺が猫とかウサギではないのは…体格からしてそ~だろ?」
ヒロ君は空手を始める前から体が大きかったけど、鍛え始めたらますますムキムキのガチガチになって…見るからに――――熊!って感じではありますね。