僕の体質❤️ヒーローの躾
第13章 カメラ小僧とモデルの躾
「ヒロ――――く…ん…」
僕は怖くて動けないでいると、ヒロ君が察してくれたのか、カメラマンさんを僕から引き離すとズルズルと引摺りながら体育館裏から離れる!
「待ってろ!すぐに戻って来るから!こいつ、警備員に引き渡してくるから!」
そう言うと、僕を残してカメラマンを取り押さえたままいなくなった――――…
「え――――……」
僕はポツンと体育館の裏の階段に1人座り…固まる――――…
ふと見ると、驚きで握り潰してしまったクレープは階段に中身が飛び出し…食べれる状態ではなくなってる…
そして、ヒロ君の持っていた大きなチョコバナナクレープも…砂利の上にグシャリと…落ち…クリームが無惨に飛び散って――――これもまた、食べられる状態ではない。