僕の体質❤️ヒーローの躾
第15章 ナンパ野郎と視線の躾
「ん?大丈夫だ――――…多分…男同士には見えないから――――」
「ん――――?なんか言った?」
周りがうるさくてヒロ君が何を言ったか聞こえませんでした…
混雑もここまでくると…暑苦しい…
「そうだ、ヒロ君なに食べたい?ここって、おかず系のクレープも美味しいみたいだよ」
“おかず系”と聞いてヒロ君はちょっと嬉しそう。
「///け…恵兔は?」
「僕はね!やっぱりリベンジしないと!!イチゴ!絶対イチゴ!」
ず――――っと、食べたかったんだから!
サイトのメニューをスクロールしながら写真をヒロ君に見せると、なんだか嬉しそうに笑うヒロ君の手が僕の頭の上に添えられてヨシヨシってしてくれました!