僕の体質❤️ヒーローの躾
第8章 奇妙なプレゼントと受け取らない躾
次の日は…
「やっぱり、心配だ一緒に帰ろう!」
と、言ってくれたヒロ君と一緒に帰ることとなりました。
「あ――――…」
「あっ、君――――…」
すると、昨日とほぼ同じ場所でメガネスーツさんが立っていました!
「あいつか?」
ヒロ君が僕に確認し、僕は首肯きます。
警戒はした方がいいけど、やっぱり…ど~見ても普通の人です。
「あ、あの~…昨日はどうも!」
“ど~も”と言うほど何かしましたかね?僕…
するとメガネスーツさんは昨日よりグイグイと距離を縮めてきます!ヒロ君が一緒で良かった!
「き、昨日――――渡せなかった…から…」
と、再び昨日と同じ紙袋を差し出す!
「なんすか?中身…」
「なんですかって…///その子に…使ってもらいたくて…」
使う…もの?
するとヒロ君は紙袋を覗き――――…体を震わせた!
「え?ヒロ君…大丈夫?」
「お前は下がってろ!」
そう言うとヒロ君は、メガネスーツさんをがっちり掴み!
「お巡りさ~~~~~~ん!ここに、変質者がいます!!」
と、大声で叫びだしました!
僕はビックリして、辺りを見渡すと!ちょうど自転車で巡回していたお巡りさんが、何事か?と来てくれました!
「ど、どうしました?」
「この人!変質者です!――――これを、俺の友達に…使ってほしいって!」
ヒロ君はメガネスーツさんを羽交い締めにしながら紙袋の中身を顎で指す。
お巡りさんは恐る恐る紙袋を開けて見ると…
その男の全裸写真が数枚地面に散らばった…
「ヒッ――――…」
「あ…ぁぁぁ~…ドン引きする顔も…可愛い…」
メガネスーツさんは、ドン引きする僕を見つめ幸せそうに笑っていますが…
変質者として現行犯逮捕されました!
やっぱり…人は見た目で判断してはいけません!!