担当とハプバーで
第5章 呼吸もできない沼の底
「四年ぶりだっけ。彼氏以外とするの」
「んん、そ、そうだけど……」
スカートがたくし上げられる。
「よく浮気しなかったな、この身体で」
ショーツ越しに割れ目に指が添えられて、ぐちゃりと音を立てながら押し込まれる。
「やっ本当に、恥ずかしい」
身を起こしたハヤテが両膝を開かせる。
反射で閉じようとする力をねじ伏せて。
「開いたままにできる?」
できない。
絶対できない。
そんな叫びを無視して頷いてしまう。
既に臭いがバレてるかと思うと発狂しそう。
「太ももまで滲み出ちゃってるじゃん。やらしい」
親指がグリッと液を広げる動きだけで腰が揺れてしまう。
そんなに濡れてるなんて。
はしたなさに穴があったら入りたい。
「ちょっとだけ腰浮かせて」
素直に従うと、スカートごとショーツがずり下ろされて、片足ずつあっという間に外された。
何も身につけてない下半身に手を伸ばそうとすると、片手で両手首をお腹の上に押さえつけられる。
「これからいーっぱい中で指動かすけど、邪魔しないで俺の肩掴んでて」
そう言うとハヤテは右横に寝転んで、片脚で私の太ももを固定して開かせると、右手を付け根に添えてから、中指をゆっくり挿し入れた。
「うっあ」
シーツまで垂れるほど濡れたそこは、簡単に中指を全部受け入れてしまう。
なんとか手を伸ばして、ハヤテの肩を掴む。
それでも声が溢れてしまうから、右手の甲で口を塞ぐ。
曲げた指先が、探るように中を引っ掻く。
「やっ……ぃや、だっ、んああ」
スライドしながら何度も擦られて、ビクンビクンと体を震わせるしかできない。
「こんな淫乱な体で、いつも隣に座ってたんだ」
二本目がズプリと入ってくる。
「ああっう」
「俺の動画見ながら、弄ったことあるでしょ」
「あ……ぅ、あ、る」
「素直だな、もう一本増やすよ」
太くて長い指の質量に、擦られる点が全部気持ちいい。
下品な水音が響く中で、ただただ声が漏れる。
肩を掴んだ指が爪を立ててしまう。
力を抜こうにも、絶え間ない刺激に言うことが効かない。
「凛音。目開けて」
いつの間にか痛いくらいギュッとつむっていた瞼を、そうっと開く。
少し乱れた髪のハヤテの顔に、指の持ち主が誰なのかをまざまざと知らされる。
「うわ、すっげえ、締まったけど。見られて興奮した?」
反応する体が憎い。