無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

精霊
「あと、お前、気づいてないかも
しれないが…このエリア魔法も使えないぜ
MPどんどん減ってんじゃねぇか」

アルバ
「うそっ!マジで!?何で？あっ本当だ!!
MP自動回復も効かねぇじゃん!!」

精霊
「お前が、やりがい求め過ぎて
ややこしい規約作るからだ!!」

アルバ
「あぁ…そうだったぁ…忘れてた…」

精霊
「………」
(お前は肝心な所で抜けてんだよ!)

アルバ
「頼みがあるんだけど…」

精霊
「ハイハイ、分かってるよ
王都まで転送すれば良いんだろ？」

アルバ
「いや陛下の前で頼む!!」

精霊
「………お前なぁ…マジで言ってんの？」

アルバ
「早くしてくれぇ…何か疲れて来たぞ…
何だかHPも減ってきてるじゃん…
ガックリンコ…」

精霊
「おいっ!大丈夫か!?しょうがねぇヤツだ」

精霊はアルバのHP・MPを回復してから
陛下の元へアルバを転送させたのだった…

精霊
「久々に退屈しのぎになったな…」