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第2章 【第一章】彼女

 僕はよく考えた末、美里を助けに行くことにした。


「美里っ……!」


 僕は遊園地の門を再びくぐる。人の合間を掻き分け、さっきの建物へと向かう。
 

「……はあはあっ……」


 自分でも馬鹿だと思う。
 本気で心配したのにドッキリだとからかわれて、更には浮気していた女を助けにいくなんて。


 また騙されるかもしれない。
 またドッキリかもしれない。


 でも……。
 もしかしたら、本当に助けを求めているのかもしれない。
 

 本当はあの男に脅されているのかも……。


 とにかく確かめなくては。
 美里、無事でいてくれ……!




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