どうして僕たちが…
第4章 美奈
美奈side
柊一が怪我して1週間、灰音のポルターガイスト事件から数日後だ。
「え…」
私はその日ゼミで1番に教室に来たのだが、教室の中に入った途端に顔から血の気がひいた。
ホワイトボードに黒い字で脅迫文が書かれていた。
“これは不幸の黒板といって、知らない人から来た死霊です。
3日以内に必ず3ヶ所の黒板に書き写して下さい。
そうしないとあなたの身に不幸なことが起こります。”
馬鹿馬鹿しい!
不幸の手紙とかチェーンメールの類いじゃないんだから。
そもそも不幸の黒板ってなによ!
コレは黒板じゃなくてホワイトボードでしょう。
私が書き写したら私が悪者になっちゃうし、誰が陥れようとしてるか知らないけど、私はそんなの信じるほど馬鹿じゃないのよ!
私は心の中でそう悪態をつきながら誰かが来る前にとホワイトボードのメッセージを慌てて消し始めた。
ただの悪戯だ、大したことじゃない。
柊一や灰音のこととは無関係だろう。
きっと大丈夫だと…
柊一が怪我して1週間、灰音のポルターガイスト事件から数日後だ。
「え…」
私はその日ゼミで1番に教室に来たのだが、教室の中に入った途端に顔から血の気がひいた。
ホワイトボードに黒い字で脅迫文が書かれていた。
“これは不幸の黒板といって、知らない人から来た死霊です。
3日以内に必ず3ヶ所の黒板に書き写して下さい。
そうしないとあなたの身に不幸なことが起こります。”
馬鹿馬鹿しい!
不幸の手紙とかチェーンメールの類いじゃないんだから。
そもそも不幸の黒板ってなによ!
コレは黒板じゃなくてホワイトボードでしょう。
私が書き写したら私が悪者になっちゃうし、誰が陥れようとしてるか知らないけど、私はそんなの信じるほど馬鹿じゃないのよ!
私は心の中でそう悪態をつきながら誰かが来る前にとホワイトボードのメッセージを慌てて消し始めた。
ただの悪戯だ、大したことじゃない。
柊一や灰音のこととは無関係だろう。
きっと大丈夫だと…