無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　その罪悪感を誤魔化す為に、彼に覆いかぶさったまま、枕元の引き出しからコンドームを取り出し、彼を抱いてゴロリと寝転がり、彼を自分の上に乗せる。
「口で、してくれ」
　視線でそれを指すと、うん、と頷いてからスッと移動して躊躇う様に、まずは舌先で根元からゆっくりと先に向かって舐めた。先端に向かう程に気持ち良くなり、無意識に腰が動く。二度目は舌を密着させて同じ様に舐め、背筋を這い上がる快感に反射的に声が漏れ、彼の肩を掴む。そこで一気に彼は口の中に入れてしまった。
「んんぅっ！」
　今度は腰だけでなく、両足まで反応してしまう。
　最初はゆっくりとした動きで、締め上げる力も弱いのだが、往復する度に動きは早くなり、締め付ける力も強くなる。口に入らない部分は握っているのだが、滴る唾液にぬめり、それがもどかしくむず痒い。
　全裸であられもない表情で自分のを口で擦っている彼は艶めかしく、もっと乱れさせたくなる。唾液で口元はベタベタ。時折感じる息は苦しそうで、でも止める気配はない。
「ラーク」
　呼ぶと彼は目を開いてこちらを見る。だが、それは頬張ったままで、目の毒だ。無理に奥まで押し込んでしまいたくなる。
「こっちに足向けて」
　言うと何をして欲しいのか察した彼は、足を開いて自分の秘部を目の前に晒す。