
マッチ売りの少女と死神さん
第5章 1月2日…だからってXXは無理です
「心の方もねえ……君はその辺の大人よりも、自分にとても厳しいよ。 だから子供の部分から目を逸らす癖があるね。 どんな感情に対しても君はまず恥じてしまう。 未熟なんだと思い込んでねえ」
彼の話を聞いているのかいないのか。
その間中、もう片方のホーリーの指先は胸やお尻の柔肌といわず割れ目の隙間といわずサラの身体のそこら中を這い回っていた。
触れるか触れないかといったその感触が女性の繊細な官能を急激に高めていく。
サラの浅い呼吸は早くなっていくばかり。
しまいに全身がこわばりぶるぶると小刻みに震えてくる。
「あっ、あっ…もっと……」
(突かれる奥もすごくて……っ)
後ろからの圧迫で膣壁がせばまってぎちぎちになっている感触。
内部の準備も整い段々挿入が深くなっていく。
ああ、でも………
「足りない? こっちも触ってあげるよお」
その時ちょうど薄ピンクの花びらを指の間で挟み、弄んでいた指先が前の方へ伸びてきた。
陰核に触れられた途端、サラは高い声をあげ腰をなまめかしく振った。
「んー? もう少し大人しくしてくれないと」
ただでさえ滑るのに狙いが定まらないようだ。
ホーリーの手は内腿にすべり、それでも彼女は嫌々と誘うように腰を横に揺らして触れられるのを避けた。
「い、いや……そこじゃ…いや」
「……イキたくないの?」
少しの間が空き、サラが滅多に言わない我がままを口にする。
「も……っと…中に欲しい…っ」
それはまるでお菓子をねだる子供のようだとでも思ったのか、ホーリーが微かに含み笑いを漏らした。
「どっちに?」
「え…?」
「どっちに何が欲しいのかなあ?」
言うが早くホーリーにグリグリ淫具で掻き回され、もうすっかりと甘美としかいいようのない刺激にサラはますます腰を振ってよがった。
「ああんっ…あっ…でも……っ」
「両方疼くでしょお? こんなに長い間、中途半端なので弄られたら?」
「で、でも…後ろは……まだ」
