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両想いへの道のり

第3章 救世主?

先程まで賑やかだった部屋が
別空間に、なったみたいに
静まりかえって…

一華の胸の奥がチクりと痛む…

なんだろう…この感情は…

ふと瞼を閉じると…

岳さんと、いろはさんではなく

勿論…元旦那でもない…

師匠と呼ばれていた、あの人の笑顔…

…たったシジミ汁の一杯だけで

少年のように無邪気に笑って…

だけど…最後は何もなかった様に

突き放す大人の対応…

また…師匠さんに…あの人に

逢いたい…

目の前がボヤけ…

生暖かい雫が頬を伝う…



えっ………今…私……

何を考えてた…

何を想った…?


そーいえば…あの師匠さん…

"ギャバ嬢に騙され振られ~二日酔い…
可愛いお姉さんの警察官に
逮捕されたかった…"

て言ってたわよね…

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