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両想いへの道のり

第4章 黒江の決意

蒼真の爺さん
「そうじゃなぁ~…
因みに、お兄さんは恋人居るのかね?」

黒江
「えっ?俺ですかッ!?居ませんよ~…」
(痛い所を付かれたな…
さっき、"ひとりで生きていく"宣言を
したのに…複雑な思いが入り雑じって…
早く、この場から出たい…)

蒼真の爺さん
「恋人は、おらんのか?勿体ないのぅ…
なかなかのイケメンだが…
じゃあ気になる人は?」

黒江
「………い、居ませんよッ!!あの…俺…
そろそろ逆上せそうなので上がりますねッ!」
(何だよッ!!この爺さんッ!!根掘り葉掘り
聞きやがって~ッ!!)

黒江はザバ~ッと立ち上がり
浴槽から出ていった…

蒼真の爺さん
「なんじゃ…もしかして片想い中か…
青春じゃなぁ…
さぁてとワシらの出番はココまでか…
婆さ~ん…そろそろ逆上せる
からワシらも上がるか~…」

蒼真の婆さん
「そうですねぇ~」

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