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両想いへの道のり

第5章 一華の感情

プツン…と

呆気なく電話は切られたが…
もうすぐ…逢える…期待と…
少しの不安…
 
暫くして…

元旦那(鳴海)
「一華ちゃ~んッ!!お待たせ~ッ!!
やっーと逢えたぁ~」

はぁ…はぁ…と息を切らせ…
無邪気に笑う…元旦那…
思ったより早く逢えた…

一華
「そんなに走らなくても良かったのに…」

元旦那(鳴海)
「何、言ってるの~
俺、一華ちゃんに逢いたかったんだよ?
走って今すぐにでも
逢いたいに決まってるじゃないッ!!」

一華
「……それ本心?」

元旦那(鳴海)
「そうだよ~。それから謝らないと
いけない事もあってね…
今まで、ごめんね…
…その…女癖、酒癖、金癖悪くて…」

元旦那は頭を下げて謝った…
人目を気にせずに…。

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