テキストサイズ

『エリーゼのために…』

第1章 エリーゼのために…

 207

 ニュチュ、ジュブ…

 まるで吸い込まれたかの様に…

 チンポの先が沈み込んでいく…

「あぁん、ん、く、し、しゅんくん…」
 舞香ちゃんはそんな声を漏らし…
 僕の両肩をギュッと掴んできた。

 あっ、い、痛いのか?

 セックスのHow-toサイトによれば、殆どの初体験、つまり、処女喪失の時は挿入時に痛みが伴うと書いてあったから…
 その時の僕には、そんな舞香ちゃんの様子が、痛みを訴えているのだと思ったんだ。

 だけど僕は、舞香ちゃんの中の熱さ、包み込んでくる柔らかさに…
 得もいえぬ快感を感じていた。

 そしてその快感に導かれ、無意識に、そうそれはオスの本能の導きにより…

 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ…
 ゆっくりと腰が動いてしまっていたんだ。


「ん、あん、や、んん、い…」

 ヤバ、痛いみたいだ…

 だから、動いたから余計に痛いのかと思ったのだが…

「ん、あん、ん、んん、いぃ…」

「え?」

 いぃ…って?

 痛いんじゃないのか?

「あん、や、ん、き、気持ち…いぃ…」

「え?」
 気持ちいぃって? 痛くないの?

「はん、し、しゅんくん、もっと動いてぇ、き、気持ちいぃのぉ…」

「え、あ、うん」

 痛くなくて…

 気持ちいいんだって…

 初めてなのに?

「い、痛くないの?」
 僕は思わず訊いてしまう。

 すると…
「え、あ、痛くないわぁ、気持ちいいのぉ、感じちゃうのぉ…」

 なんと舞香ちゃんはそう喘ぎ、自らの脚をからめ…

 腰を押し付けてきたんだ…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ