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『エリーゼのために…』

第1章 エリーゼのために…

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「え、あ、痛くないわぁ、気持ちいいのぉ、感じちゃうのぉ…」

 なんと舞香ちゃんはそう喘ぎ、自らの脚をからめ…
 腰を押し付けて、いや、微かに腰が動いてきていたんだ。

 痛くない?
 気持ちいいって?
 セックスHow-toサイトの記述とちがうみたい…

「あ、あん、し、しゅんくん、感じるのぉ、気持ちいいのぉ」 
 と、舞香ちゃんはそう喘ぎ、自ら腰を押し付け、微妙に動かしてくる。

 そして僕はそんな舞香ちゃんの動きと喘ぎに刺激され…

 ギシッ…ギシッ………ギシッ………
 と、ゆっくりと自らの腰を動かしていく。

「あ、あん、ん、あ、ん、い、き、気持ちいい、あ、か、感じちゃうぅ」
 舞香ちゃんは更にそう喘ぎ、僕にしがみつき、そしてキスを求めてくる。

「あ、ま、舞香ちゃん」
 僕はそんな舞香ちゃんの快感に潤んだ目を見つめ、そしてキスを、唇を吸っていく。

 ギシッ…ギシッ、ギシッ…ギシッ…
 そして快感により、無意識に腰の動きが早まってしまう。

「…………」

「あ、ん、あぁ、し、しゅんくんは、気持ち良くないのぉ?」
 すると僕が黙って動かしていたからなのか?
 舞香ちゃんはそう聞いてきた。

「え、あ、うん、す、凄く、気持ちいいよぉ、感じてるぅ…」

 そう、凄く気持ちいいし、凄く感じているの、だが…
 気持ちいいだけであったんだ。

 舞香ちゃんの中は、いや、初めての女性器は…
 熱く、全体的に締め付けてきて、とても気持ちいい。

 だけど…
 多分、初めて装着したコンドームという薄いシリコンゴムの、本当に僅かに薄いゴムの膜に覆われているせいもあるのだろうが…
 とても気持ちいいんだけど…

 なんとなく僕のチンポには…
 亀頭には…
 刺激が足らないみたいなんだ。

 刺激が…
 そう刺激が…

 それは多分、いや、おそらく…
 以前に葵さんが、僕を感じたいから…と、そして愛し合う二人はお尻に挿入れるんだけれど、怖くてできないからと…

 ストッキングを穿いて、僕のチンポを挟み込む、素股、スマタという方法で愛してくれたせい…
 つまりその時の刺激の強さを感じてしまっていたから、粘着的な膣という、肉同士の滑らかな刺激では…
 そしてコンドームという、チンポ全体を包むコーティングのせいで、イマイチ刺激が足らないのだと思われるんだ。




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