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丁度　三井の病室から　誰かが出てきた。


「あら？流川さん？」


そう、その人は三井の母親である。


流川「どうもっす」


場所を変わって　病院の裏庭にいた。


三井母「正直言うと　婚約解消してるから
あなたにはもう　関係ないんだけど‥」

流川「それは分かってます。もう一度　寿さんとやり直したくて‥来ました。」

三井母「そう。今度こそは寿を大事にしてくれるかしら？
親としては　心配なのよ。」

流川「もちろんです。今度こそ　大事にします。」

三井母「なら、いいわ。でも　当の本人は
意識不明なのよ。いつ目が醒ますのが分からないのよ。
それでも　あの子のことを待ってくれるかしら？」

流川「もちろんです。」

三井母「分かったわ。とりあえず　あなたを
娘の婚約者だって　病院の人に言っておくわね。」

流川「ありがとうございます。」