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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第1章 カタログNo 1 イレギュラールーティーン

「続きはベッドで…、ゆっくりとだな」


そう改めて言い直されてしまって


今度は私がそうなる番だと
言われてしまった

それも ゆっくりと…
彼はそうするつもりみたいだし


慶斗が先に上がってと言ってたので
その言葉の通りに浴室を出ると

予め用意していたバスローブで
自分の身体の水分を軽くとると
そのままほのかはバスローブを羽織った

冷蔵庫に備え付けのミネラルウォーターが
ご自由にどうぞってなっていたから

それを取り出してキャップを開くと
ゴクゴクと喉を鳴らして流し込む

少し遅れて
浴室から出て来た慶斗が
その様子を見ていて

バスローブ姿の私を
まじまじと上から下まで見ると

「そうしてると、
AVの撮影の合間みたいだな。
どうだ…?するか、撮影…」

「撮影?しないよっ、そんなのッ
そんなの撮ってどうするつもりなの?」

私の質問に彼が目を丸くして

「ほのか、それを…聞くのか?
そんな動画の、使い道なんて、
ひとつしか…ないと思うんだけどな」

いや そうするのに欲しいって

そんな意味だったのか

いやだからと言って
許可致しませんけども

スマートフォンの中に
そんなデータあるなんて
考えただけでも恐ろしい

「もう、バカな事言ってないで…
慶斗も飲む?水、あるよ?」

「ああ。飲む」

私の様子が落ち着かないのが
気になるのか…慶斗が尋ねて来て

「気になるのか…?アレが…」

さっき お風呂に入っている時も
その前に慶斗に見せられた

あのオモチャの
レビューが気になってしまって

頭の中でグルグルと回っていたのは確か

「人には…出来ない動きらしいがな?
だが…せっかくだから試すか?
けど、それを使う前に…」

え?随分ともったいぶるなって
そう思った

あんな風に私の期待を
煽るような事をしておいて…

だって あんなの見せられたら
私だってそれがどんなのか気になっちゃうし

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