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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第6章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 前編

何が言いたいのか分からないと
言いたそうな顔をして
獅堂がそう言って来て

「いや、すまない、何でもないんだ。
気にしないでくれ、獅堂」

「お疲れなら、俺が送りますが?」

体調が悪いのかと
心配されてしまっている様で

「それよりも、トイレに行ってた分
延長するからな?獅堂、
お前、帰りの電車の時間は大丈夫か?」

「電車は一本逃しても、
15分もすれば来ますから。
先生が良いなら、10分でも15分でも
延長して頂いてもいいですよ?俺は」

「お前は、10分も
トイレに行ってないだろう?
まぁいい、続きをするぞ?」

それからは 残りの補習の
予定していた内容を済ませて 

「よし、今日の分は終わりだ。
獅堂、明日は丸々試験だからな?」

「先生、今日の夜、楽しみにしてますんで。
では、また、後で、LINEしますから」

そう言ってこちらに頭を下げて
獅堂が特別指導室を後にして

残りの仕事をするのに
若葉は職員室へと向かった

それから定刻まで仕事して

自分の住んでいるアパートへと帰った

今からシャワーを浴びて浴衣に着替えて

獅堂達と待ち合わせをしている
花火大会のある会場の近くの
小学校へと向かう

獅堂からのLINEは 正直
ちょっと身構えて居たのだが

普通に生徒と交わす
やり取らしい物で 

勉強絡みの内容と
今日の花火大会に関する事ばかりで

特別な感じの物では無かったので

私もさしてそれを気に留める事もなく
獅堂からのLINEに
他の生徒に返す様な感じで返していた


待ち合わせ場所に着くと

女生徒数人のグループを見つけたので

あまり遅くなり過ぎない様に

夏なので浮かれた輩も居るので

声を掛けられても付いて行かない様にと

そう指導をすると


「でぇ、先生はデートですか?
浴衣なんか着てるし、プライベート?」

「若葉先生の、眼鏡してないの
私、初めて見たかも?コンタクトに
したらいいのに。先生、若く見えるよ~」

「先生はデート等ではなく、
お前等みたいな生徒の監視だ。
どうせ、私はオバサンだからな。
眼鏡がないと、幼く見られるからな。
仕事の時は掛けてるんだ」

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