おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第6章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 前編
「ん?どうかしたのか?獅堂…」
「いえ、先生も今夜の花火、
楽しみ…だったりとかしたり…?」
「花火が嫌いな、日本人がいるか?」
そう若葉が答えると
そのまましばらく無言で見つめ合って
「………」
「…………」
「……居ない様に…あります」
時間を置いて獅堂からの返事が買って来て
「獅堂。花火の目的は何か知ってるか?
本来の花火の目的は鎮魂だ。
日本で初めて花火大会が行われたのは。
1733年。享保の大飢饉と疫病、
コレラが大流行したんだ。」
「享保…と言うと、江戸時代の中期。
日本で初めて花火大会を開催したのは。
8代将軍、徳川吉宗ですか」
ホワイトボードに向いていた身体を
獅堂の方に向けて
にっと若葉が笑顔を向けると
「これが今の隅田川の花火大会の起源だな」
「先生」
「ん?どうかしたのか?獅堂」
「その大変申し訳ないのですが」
「どうしたんだ?改まったりして」
言い出しにくそうにしいてる
獅堂の顔を見て
若葉が首を傾げた
「先生。ちょっと、お手洗いに
行ってもいいですか?」
その獅堂の言葉に夢の内容が
一気に脳内を駆け巡ったのは
1秒にも満たない時間の事で
「いやっ、ダメだっ!!獅堂ッ。
お手洗いは、…あ、いや、すまない。
私とした事が、いいぞ、行って来い」
こっちを不思議そうに見ながら
獅堂が教室から出るのを見送る
あれは夢なんだ
私はガーターベルトなんてして居ない
そうあれは 夢 只の夢なんだ
若葉が自分の頭を押さえながら
はぁ――っと深い深いため息を付いた
私は何を考えているんだ
教員たるもの学び舎で教え子と
あの様な淫らな行為に耽る夢を見るなんて
「それも、これも全部…ッ」
「俺の所為…ですか?先生」
いつの間にか獅堂が戻って来ていて
自分の後ろに気配もなく立っていたから
いや でも鍵を落とす音がしなかった
「しっ、獅堂、この部屋の鍵は…ッ」
「鍵ですか?鍵も何も
今はコロナの対策で窓やドアは常時
開いたままにしとくんじゃなかったでしたか?」
鍵を閉めるどころか
ドアも開いたままだとそう指摘されて
「窓が開いてるのに、鍵を掛けても
意味がない様にありますが?
先生が掛けろと言うなら掛けますけど?」
「いえ、先生も今夜の花火、
楽しみ…だったりとかしたり…?」
「花火が嫌いな、日本人がいるか?」
そう若葉が答えると
そのまましばらく無言で見つめ合って
「………」
「…………」
「……居ない様に…あります」
時間を置いて獅堂からの返事が買って来て
「獅堂。花火の目的は何か知ってるか?
本来の花火の目的は鎮魂だ。
日本で初めて花火大会が行われたのは。
1733年。享保の大飢饉と疫病、
コレラが大流行したんだ。」
「享保…と言うと、江戸時代の中期。
日本で初めて花火大会を開催したのは。
8代将軍、徳川吉宗ですか」
ホワイトボードに向いていた身体を
獅堂の方に向けて
にっと若葉が笑顔を向けると
「これが今の隅田川の花火大会の起源だな」
「先生」
「ん?どうかしたのか?獅堂」
「その大変申し訳ないのですが」
「どうしたんだ?改まったりして」
言い出しにくそうにしいてる
獅堂の顔を見て
若葉が首を傾げた
「先生。ちょっと、お手洗いに
行ってもいいですか?」
その獅堂の言葉に夢の内容が
一気に脳内を駆け巡ったのは
1秒にも満たない時間の事で
「いやっ、ダメだっ!!獅堂ッ。
お手洗いは、…あ、いや、すまない。
私とした事が、いいぞ、行って来い」
こっちを不思議そうに見ながら
獅堂が教室から出るのを見送る
あれは夢なんだ
私はガーターベルトなんてして居ない
そうあれは 夢 只の夢なんだ
若葉が自分の頭を押さえながら
はぁ――っと深い深いため息を付いた
私は何を考えているんだ
教員たるもの学び舎で教え子と
あの様な淫らな行為に耽る夢を見るなんて
「それも、これも全部…ッ」
「俺の所為…ですか?先生」
いつの間にか獅堂が戻って来ていて
自分の後ろに気配もなく立っていたから
いや でも鍵を落とす音がしなかった
「しっ、獅堂、この部屋の鍵は…ッ」
「鍵ですか?鍵も何も
今はコロナの対策で窓やドアは常時
開いたままにしとくんじゃなかったでしたか?」
鍵を閉めるどころか
ドアも開いたままだとそう指摘されて
「窓が開いてるのに、鍵を掛けても
意味がない様にありますが?
先生が掛けろと言うなら掛けますけど?」