おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第7章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 後編
関心だな 前に保健体育で
性教育したからな
セーフセックスは推奨だと
「困りましたね、どうしましょうか?」
「え?あるんだろう?あるんなら…それで」
「2つなら、こうなるつもりは
その、今日は…無かったので…」
ん?
獅堂のやつは
一体何を言ってるんだ?
「2つあるならいいだろう?」
2つあれば 2回出来るから
獅堂は何を困ってるのか…?と
疑問に感じてしまっていて
「でも先生…。その、2つじゃ、
2回しか出来ませんよ?」
「しかってっ、
にっ、2回も…出来るだろう?」
じとっとした視線をこちらに
獅堂が向けていたと思って居たら
しゅんと拗ねた犬の様な顔に
その顔がなってしまって行って
か 可愛い??だと…??
「あの…、2回…だけ、ですか?」
そう物悲しそうな顔をして
言われてしまうと
どうにも良心を刺激されてしまって
まだそうする前なのにも関わらずに
「その…、あるには…あるぞ?
前に性教育をした時に、配っただろう?
それの余りが…だな、あるには…ッ」
実際に現物を使った 正しい装着の方法の
指導を取り入れている中学高校もあるしな
「どうして、先生が持ってるんですか?」
「私が出来ないと、
生徒に正しい装着方法の
指導出来ないだろうがッ」
その装着指導用のコンドームを
しまっていた場所から取り出すと
そんな質問をされてしまって
思わず 恥ずかしくなってしまって
手に持っていたそれを
獅堂に向けて投げつてしまったのだが
部屋の床にコンドームが散乱して居て
ひょいと自分の近くに落ちていた
それを総一郎が拾い上げると
こちらにそれを差し出して来て
「じゃあ、折角なんで。先生も
また、性教育するかも知れませんし。
特別に個人で正しい装着指導とかって。
して貰える感じなんですか?」
もう こうなればヤケだ
自分もこの年齢にもなって
あまり経験はないにしてもだ
避妊を男性任せにしていたのを
女性として恥じねばならんとは思うしな
コホンとひとつ 若葉が咳払いをして
コンドームの箱を開くと
繋がっているコンドームの
パッケージを切り離して