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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ

第11章 カタログ NO 9 ユガミノクニ


「これ、頼むわ。石黒」

と宇梶が何かを石黒に向けて
パスして来て 
石黒がそれをキャッチすると
遠隔操作のバイブのリモコンで

石黒はそれをこっちに
宇梶が寄こして来た理由を悟って

「ヘイヘイ。しやーねぇなぁ。
わぁったよ。俺さ、思うんだけど」

「ん?何を?」

「獅堂も大概だけど、お前も大概よな」

石黒の言葉に宇梶がはははと笑うと

「言えてる。でも、俺は
お前も大概だと思うけどもね~。
あ、そうだ、壁の棚の所に
ローションあったから使えば?」

そう意味深な言葉を残して
防音室だと言っていた部屋のドアを
締め切らないままに出て行ってしまって

石黒が不自然に壁が厚くなっている所に
入っている切り込みに手を添えると
その部分が隠し棚になってる様で

何もない部屋に見せかけた
色々な物がある部屋だったんだって

そこからごそごそと何かを
物色しながら

「アンタさ、後ろはもう行ける口?
アイツに、開発されてんだろ?
3ヶ月もアイツの相手してんだったら、
それ位はもうやったんじゃねぇの?」

後ろの穴…の事を
尋ねられてるんだろうけど

私の…場合は…

「そっちは…、元からですので…」

「……アンタはさ、どっち側?
少なくても、あっちじゃねぇわな」


あっち側か

こっち側か


石黒が沙夜に質問して来て


あっちじゃないのなら


こっち…なのだろうか?



ユガミノクニ



石黒さんは総一郎さんの事を大概だって

それに 宇梶さんの事も大概だって

その大概な宇梶さんは


石黒さんの事…を 大概だって言ってたけど



「あっち側?…こっち?」


ジッと石黒の視線が
上から見下ろして来て

その手に持っていたローションを
トロトロと反対の手に持っている
あの小ぶりなローターに垂らした


「経験あんなら、これじゃあ
物足りねぇ位かも知れねぇなぁ…」


グイっと手を座っている
沙夜のお尻の下に差し込んで来て
後ろの穴に持っていたローターを沈めて来て

それと同時に前に入ってる方の
バイブの方も強い振動に
切り替えられてしまった

「ぁあ、ふぁあぁあんッ、ぁっ
ああっ、んぁぁあっ、
んんーーん゛っ、いやぁあぁん」

「嫌じゃねぇだろ?溢れて来てんぞ
ああ、そう言えば、もう一個あったなぁ?」

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