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ソルティビッチ

第1章 ソルティビッチ…

 35

 わたしは…
 
 彩ちゃんのことを後ろから激しく攻めながら見てくる駿くんのその目に誘われ…

 いや、導かれるようにキスをし…

「ああ、しゅん…」

 そしてペニスの根元に手を添え、彩ちゃんから引き抜かせ…

「はぁぁ…わたしにもぉ…」

 そう囁きながら引き抜いた駿のペニスを…

 たっぷりと彩ちゃんの愛の蜜に塗れた、らしからぬ大きなペニスを…

 掴み…

 そして脚を自ら開き…

 導き、挿入れていく…

 
「はあうぁぁぁ、しゅん…」

「あ、うぅ、ゆ、ゆりさぁん…」

 そう呟いた瞬間に、わたしの両脚を抱え、そして…


「ああんっ、あっ、んっ、あっ、あ…」
 駿くんは一気に、激しく、突き上げてきたのだ。

「うっ、あっ、ゆ、ゆり、ゆりさぁん」
 
「ああん、あっ、あっ、あっ、あぁ…」

 そんなわたしは、彩ちゃんを攻めて…

 いや、まるで犯しているかの様な、駿くんの後ろからの攻める姿を見た瞬間から昂ぶり、疼かせてしまっていたから…

 その彼の激しい突き上げに…

 瞬く間に絶頂感の昂ぶりを感じてしまっていた。

「あっ、あぁ、ん、や、あぁ、しゅん、やぁ、あん、あっ、あっ、あぁぁ…」

 ジュブ、ジュボ、ジュブ、ジュボ…

 駿くんの激しい突き上げの腰の動きに比例して、そんな淫らで湿ったいやらしい音が聞こえてくる…

「あっ、あ、あぁ、やん、イッ、イッちゃうぅ、イキそうぅ…」
 そんな昂ぶりと共に迫り来る絶頂感の絶叫を上げ、全身を駿くんの下で震わせ、身悶えていく。

 バーの中でわたしの腸詰めウィンナーを食べている様子に揺らぎ…

 バーの外の電柱の陰でこっそりとわたしを待ち伏せし…

 そして、まるてま怯え、ビビったかの様な揺らいだ表情をしていた…

 仔イヌの様な駿くん…

 だが、実は…

 いや、そんな駿くんの…


 本当の姿は…


 仔イヌの様なフリをしてわたしを油断させ…

 そして確実に仕留める…


 Hound dog (ハウンドドッグ)
「猟犬」
 
 だったのだ…




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