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ソルティビッチ

第1章 ソルティビッチ…

 62

「は、ぁ、うぅ…」

 ジュ、ジュル、ジュルル…

 ジュルッ、ジュボ、ジュ…

「ほらぁ、変態女ぁ、ちゃんと舐めなさいよぉ…
 ダメだからねぇ、勝手にイッちゃぁ」

 この前の夜、この駿は…

 まるで怯えた仔イヌの様にわたしにすり寄ってきて…

 結果的にはわたしと彩ちゃんに猟犬のハウンドドッグの如くに噛みついてきたのではあったのだが…

 今夜、これほどのエス的な顔は、いや、素振りさえ見せなかった。

 彩ちゃんはこの駿にすっかり心もカラダもヤラれてしまった様ではあったのだが…

 わたしは彼の、らしからぬサイズのチンポの快感に酔い痴れた、そんな感じなだけで、これからは少しは楽しめるかな…
 そんな程度の想いしかなかった。

 だが、今夜現れた駿は…

 いや、妖艶な麗人的な淫靡で妖しい魅力溢れる葵という女性の姿で現れた彼、彼女は…

 この前の夜とは一転、打って変わって…

 猟犬、ハウンドドッグどころか…

 エス的な嗜好を露わにした…

 狂犬、マッドドッグとして、すっかりわたしの心とカラダを瞬く間に支配してきたのだ。

 今の、この状況にわたしは…

 もう抗えない、いや、抗う気力さえ、このマッドドッグの快感の前に、完全に支配されてしまっていたのである。


「は、ぁ、うぅ…」

 ジュ、ジュル、ジュルル…

 ジュルッ、ジュボ、ジュ…

「ほらぁ、変態女ぁ、ちゃんと舐めなさいよぉ…
 ダメだからねぇ、勝手にイッちゃぁ」


 そして、完全に限界が来た…

「は、ぁ、うぅ…」

 ジュ、ジュル、ジュルル、ジュルッ、ジュボ、ジュ、ジュ、ジジ…

「あらあらぁ、どうしたのかなぁ?」

 わたしはもう一触即発の状態に陥り、舐めていた唇を離してしまった…

「ぁ、ぁぁ、はぁぁ…」

 舐め、しゃぶるという唇からシンクロしてくる快感と…

 葵の爪先弄りによるアソコの痺れる様な快感で…

 もう耐えられない位に昂ぶり…

 限界を迎えてしまったのである。

「あらあら、さしもの変態悠里もぉ…
 もうダメかぁ…」
 淫靡で、妖艶な笑みを浮かべながらそう囁いてきた。

「仕方ないわねぇ」

「ぁぁ、はぁぁ…」

「ま、頑張ったほうかもねぇ…」

「はぁ、はぁぁ…」

「じゃあさぁ…

 今度はさぁ、頑張ったさぁ…」

 ご褒美をあげるわよ…



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