お人好しは何かと巻き込まれる
第10章 フォルトのイジわる
「怪我とかなさそうで良かった」
「フォルト、また心配かけちゃって
ごめんね」
心配させた申し訳なさと会えた喜びが
混じり合う。
部屋に設置されているツインベッドの
一つに一緒に腰掛けこれまでの
経過を話す。
「で、何があってここまで
連れてこられたんだ?
自分で来たわけじゃないだろ?」
ベッドで隣同士座りながら
成り行きを尋ねる。
「えと…お使いでオキメ村に来た
帰りに酒場から怪我したリヒターが
飛び出してきて助けたら…」
「人狼族は情に弱いからなぁ…
そこで気に入られて話を
聞いてもらえずここまで来たのか」
「すごい!その通り!」
はぁ と溜め息をついてフォルトは
ルシアリアを抱きしめる。
「隣町で依頼報告してたらルアの印が
急に人狼族の集落に移動したから焦った。
今、和平するかどうかの瀬戸際だから
変に攻め込めないし…
ギルドに和平結んでくるって許可を
もらってすぐ来たんだ」
「うん…心配かけてごめん」
抱き締める腕に力が入る。
「フォルト、また心配かけちゃって
ごめんね」
心配させた申し訳なさと会えた喜びが
混じり合う。
部屋に設置されているツインベッドの
一つに一緒に腰掛けこれまでの
経過を話す。
「で、何があってここまで
連れてこられたんだ?
自分で来たわけじゃないだろ?」
ベッドで隣同士座りながら
成り行きを尋ねる。
「えと…お使いでオキメ村に来た
帰りに酒場から怪我したリヒターが
飛び出してきて助けたら…」
「人狼族は情に弱いからなぁ…
そこで気に入られて話を
聞いてもらえずここまで来たのか」
「すごい!その通り!」
はぁ と溜め息をついてフォルトは
ルシアリアを抱きしめる。
「隣町で依頼報告してたらルアの印が
急に人狼族の集落に移動したから焦った。
今、和平するかどうかの瀬戸際だから
変に攻め込めないし…
ギルドに和平結んでくるって許可を
もらってすぐ来たんだ」
「うん…心配かけてごめん」
抱き締める腕に力が入る。