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お人好しは何かと巻き込まれる

第11章 事後報告と勇者の憂鬱

「お母さんの体は良くなったから
気にせず自分の思った通りに進めばいいのよ」

フォルトが強い事も知ってるので
特に心配もないと簡単に承諾してくれた。


その後、教会にもお休みをもらいに行くと
村の英雄であるフォルトを支えてあげてと
快く送り出してくれた。


ただ幼馴染みのナーナだけがルシアリアが
旅立つ事にショックを受けていたが
人狼族のリヒターが村に遊びに来てくれ
ナーナとリヒターが意気投合し仲良くなり
寂しい気持ちも紛らわされたようだった。


王都までは徒歩と馬車で1ヶ月程かかる。

授賞式はフォルトが王都に着き次第
執り行う予定である。

しかし、せっかく王都へ向かうので
ついでにギルドの依頼を受けながら
向かう事になった。


ルシアリアは旅の準備や仕事の引き継ぎを
1週間で済ませ、フォルトはゆっくり
その1週間で心と体を休めて休息を取った。

万全の状態で2人揃って村を旅立つ。


2人の新しい冒険が始まる。

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