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お人好しは何かと巻き込まれる

第13章 エキドナのまじない

「ピピ!どこからきたの?」

「おまえか!ルアに呪いをかけたのは!」

フォルトはピピの首根っこを
捕まえギュッと締める。

「わぁー悪かった!
だからその償いに草原まで案内し
エキドナ様へ謁見を願い出ようとしたのだ!

エキドナ様は多種を警戒してなかなか
会えなかったりする。私がそれを
仲介するからっ…ぐえ〜」

「フォルト!ストップ!死んじゃうよ~」

ルシアリアに止められ手の力を少し緩める。

「私が侵した過ち、恩人に報いたい。
まじないを解除する為、尽力を尽くす!」

カッコいい事を言っているが首根っこを
フォルトに掴まれたまま宙ぶらりんのピピ。

「シェスト草原まで案内して危険な事からは
私が小娘を守ってやる」

「ただのヘビに何が出来るって言うんだよ」

「ただのヘビと一緒にするな!
エキドナ様の眷属だ。魔術や魔法は得意だ」

「呪いが解けないのに得意とか言うな」

フォルトとピピの言い合いが白熱してくる。

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